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 月が替わりましたので、「日日是労働スペシャル」の続篇をお届けします。「日日是労働スペシャル
XCVIII(東日本大震災をめぐって)」が正式名称ですが、通称を用いることにしましたので、「驢鳴犬
吠1910」となります。そういうわけで通称を用いますが、内容に変わりはありません。主として、
今回の大災害(原発の過酷事故を含む)に関係する記事を掲げますが、特定の個人や団体を誹謗中傷す
る目的は一切ありません。どうぞ、ご理解ください。人によっては、多少ともショッキングな記事があ
るかもしれませんので、その点もご了承ください。なお、読み進めるほど記事が古くなります。日誌風
に記述しますが、後日訂正を載せるかもしれません。あらかじめ、ご了解をいただきたいと存じます。
 また、ご質問、ご意見等のおありの方は、muto@kochi-u.ac.jp 宛にメールをいただければ幸甚です。

                                             
 2019年10月31日(木)

 現在、12時20分です。50分後に、「倫理学概論 II」を開講します。今日は人間のクローニングの是非につ
いて講義する予定です。5限目には、「比較思想論 II」を開講しますが、まだ準備が不十分です。少し時間
がありますので、それに没頭したいと思います。
 現在、14時55分です。3限目は終了しました。ところが、5限目はまだ準備が不十分です。これから何と
かします。
 現在、16時5分です。5限目の準備が完了しました。間に合ってホッとしています。


 さて、今学期の「(共)核時代の倫理」は、テキストとして『原発プロパガンダ』(本間龍 著、岩波新書、
2016年)を使用しまていますが、以下にその一部を抜書してみましょう。


 ************************************************

  序章 「欺瞞」と「恫喝」(つづき)

   広告こそ原発プロパガンダの力の根源

p.20-21 ・引用:「原発広告のもう一つの、そして最大の目的は、巨額の広告費を払うことにより、その広
          告を掲載するメディアに対して暗黙の圧力を加えることにあった」。

p.21 ・原子力ムラは、「メディアのアキレス腱(巨額の広告費を払ってくれるスポンサーには弱い)」を
    巧みにに突いたというわけである。
  ・自然と広告の内容チェックは甘くなり、電力会社の広告はノーチェックとなった。すなわち、電力会
   社は、メディアにとって「アンタッチャブル」の存在として君臨するようになったのである。

p.22 ・反原発をにおわせる記事など載せようものなら、たちまち広告出稿の削減をちらつかせた。ローカ
    ル新聞社やテレビ局は、この圧力には無抵抗だった。
  ・広告会社はメイディアの収益システムを熟知していたから、電力会社の指南役とし暗躍していた。
  ・引用:「つまり、平時における電力会社の広告出稿は、常に原発政策はバラ色ですと報道してもらう
       ための「賄賂」であり、事故などの有事の際は、出稿引き上げをちらつかせてメディアに報
       道自粛を迫る「恫喝」の手段に変貌するのだった」。
  ・少なくとも、2011年の原発事故に至るまで、この広告ビジネスの構造が、原発プロパガンダの源泉と
   なっていたのである。

   原発プロパガンディストたち

p.23 ・この「原発プロパガンダ」の中枢を形成する司令塔とは誰だったのか。実は、ナチスの「宣伝省」
    に相当する中核的宣伝組織は存在しなかった。したがって、責任の所在は曖昧であった。
  ・「原発はエネルギーの三分の一」などの基本キャッチフレーズを除いて、各電力会社でその表現方法
   はバラバラであった。
  ・あえて、中心的組織を挙げるならば、(1)政府、(2)経産省(旧通産省)、(3)資源エネルギ
   ー庁、(4)文科省(旧文部省)、(5)各電力会社ということになる。
  ・約40年間に、このプロパガンダに参画した人は、数千・数万人規模であると推測される。
  ・いわば推進してきた人の頻繁な交代が、それらの人々の無責任と無自覚を醸成したと言える。つまり、
   「俺はちょっと関わっただけである。したがって、責任を問われても困る」といった按配となる。

p.24 ・さらに、プロパガンダの普及には、それを推進する数多の組織が存在した。それらは、以下のよう
    に分類される。

     A 政府(自民党)および行政機関(経産省・文科省)
     B 電力会社(全国九社)及びグループ企業
     C 原発メーカー(日立製作所、東芝、三菱重工)、建設会社、その他周辺企業
     D 東大を頂点とする原子力関連研究機関
     E メディア(新聞社、出版社、テレビ局、ラジオ局)
     F 電通、博報堂を頂点とする広告代理店

  ・AからDまでは、原発稼働に直接関わる集団である。
  ・EとFは、国民の意識をコントロールする部門を担当しており、細かい広告内容などを考案し、各メ
   ディアへの予算配分などを決めていたのは、まさにFの広告代理店である。

p.25 ・「プロパガンディスト」(チョムスキーの定義)は、このようなプロパガンダを流布する人々のこ
    とを指す。
  ・なお、金融機関を含めて、432社が「原子力産業協会」に登録している(2016年1月現在)。これら団
   体の名簿こそが、「原子力ムラ」の一覧に他ならない。その名簿には、日本を代表する大企業が名を
   連ね、まさに日本そのものの様相を呈している。

   原発プロパガンダの構成要素

   ・次に挙げる三要素が、メディアを骨抜きにし、国民を洗脳した要素である。

    (A)あらゆるメディアを使用した広告展開(対国民)
    (B)電気事業連合会によるメディア監視(対メディア)
    (C)巨額広告費を背景にした言論封殺(対メディア)

p.25-26 ・引用:「この三つの柱が絡み合いながら国民を騙し、メディアの原発に対するチェック機能を潰
          していた」。

p.26 ・広告展開は、新聞・雑誌を始め、テレビ・ラジオ、交通広告、その他のポスター・チラシの類、PR
    誌、インターネットのバナー広告(インターネット広告のうち、画像やアニメーションによって表
    現する広告の総称)などによって、幅広く行われた。

p.27 ・夕方のニュース番組のスポンサーになった経緯は、事故の際の不利な報道を規制するものであった。
  ・引用:「これらあらゆるメディアへの広告出稿を可能にしたのが、総括原価方式によって集められた
       豊富な資金であった」。
  ・東電や電気事業連合会(電事連)は、年間700億円以上の広告費を使っている。途方もない巨額が原発
   プロパガンダに費やされていたことになる。

p.28 ・電事連は電力会社からの賛助金で活動しているのだから、実質的には電力会社が広告を出稿してい
    たのに等しい。そういう団体が予算規模を開示せず、国民から電気料金として吸い上げた金を湯水
    ように使っていたというからくりである。つまり、国民自身の金で、国民が洗脳されていたという
    笑えない事実は、もっと知られていいだろう。
  ・電事連には「広告スポンサー」としての表の顔の他に、メディアに対する「圧力団体」という裏の顔
   もあった。

p.29 ・その事例は枚挙に遑がないほどである。原発プロパガンダにとってマイナスに働く新聞記事等は、
    執拗に訂正を迫られた。
  ・これは、記事を書く記者にとって、相当なプレッシャーとなる。つまり、嫌気を催すように仕向けて
   いるのである。

p.30 ・引用:「メディアに対して支払う広告費が大きくなればなるほど、メディア側はそのカネを失いた
        くないために批判的報道を自粛する傾向が強くなる」。
  ・このことこそ、まさに巨額広告費を乱発した主要な目的である。
  ・チョムスキーは、「プロパガンダ・モデル」の構成要素を次のように規定する。
   (1)マスメディアの規模、所有権の集中、オーナーの富、利益指向性
   (2)マスメディアの主要収入源
   (3)政府や企業、権力の源泉から情報を得る「専門家」へのメディアの依存
   (4)メディアを統制するための「集中砲火」(批判)
   (5)国家宗教と化し、統制手段となっている「反共産主義」

p.31 ・この中で、少なくとも(1)から(3)までは、原子力ムラと主要メディアの関係に当てはまる。
  ・国民に対しては「欺瞞」、メディアに対しては「恫喝」という手段が、原発プロパガンダの二面性を
   構成しているのである。
  ・以上が、「原発プロパガンダ」に関する基本的要件である。

 ************************************************


 今日はもう遅いので、ここまでにしておきましょう。次回は、「第1章 原発プロパガンダの黎明期(1968-
79)」に言及する予定です。

                                                 
 2019年10月30日(水)

 現在、12時5分です。5分後に会議があります。
 現在、16時10分です。20分後に、「修論中間報告会」が開催されます。それが終われば今日の義務から解
放されますので、各種講義の準備に入りたいと思います。
 現在、19時30分です。報告会も無事終了し、夕食もいただきました。これから、後半戦です。
 現在、23時25分です。今日のノルマをこなしました。帰ります。明日は2コマ・デー、けっこう忙しくな
りそうです。

                                               
 2019年10月29日(火)〔10月12日(土)の代休日〕

 現在、16時30分です。今日は代休日ですが、早急に処理すべき案件がけっこうあるので、出勤しています。
おそらく22時くらいまでは大学に留まらなければならないと思います。
 現在、23時10分です。最低のノルマはこなしました。そろそろ帰ります。明日は会議と修論中間報告会が
あります。

                                                 
 2019年10月28日(月)

 現在、14時25分です。約2時間後から連続演習ですが、両者ともにまだ準備不足です。これから気張りま
す(汗)。
 現在、15時40分です。ひとつは片づきました。ふたつ目に入ります。ところが、コース長として処理しな
ければならない案件が膨張しています。何とかするしかないのですが、あまりにも多いので悲鳴を上げたい
気分です(泣)。
 現在、16時20分です。「倫理学演習 II(IV)」は10分後に開講です。つまり、何とか間に合いました。
 現在、21時5分です。「卒論演習」も無事終わり、夕食も済ませました。終盤戦に突入です。
 現在、24(0)時25分です。懸案のブログを書いていたら、こんな時刻になってしまいました。明日は、10
月12日(土)の代休日ですが、たぶん大学に顔を出すと思います。もっとも、その前に、高知東高校看護専
攻科で「哲学」を3コマ(1コマ当り50分)こなさなければなりませんが……。もう遅いので、そろそろ帰
ります。

                                                 
 2019年10月27日(日)

 昨日はお休みにしました。睡眠不足 → 爆睡 → 睡眠不足 → 爆睡……のサイクルで何とかやってますが、 
たぶん来年3月末の廃業までは持つでしょう。今日はどうしてもしておかないといけないことがあるので出
勤しました。現在18時10分ですが、22時頃までは頑張るつもりです。
 現在、22時35分です。そろそろ帰ります。

                                                 
 2019年10月25日(金)

 現在、8時30分です。すでに業務を始めておりますが、かなり焦っています。というのも、10時半に開講し
なければならない「(共)核時代の倫理」の講義ノートがまだ完成していないからです。これから気張って
何とかします。自分に、大ファイト!


 さて、今学期の「(共)核時代の倫理」は、テキストとして『原発プロパガンダ』(本間龍 著、岩波新書、
2016年)を使用しますが、以下にその一部を抜書してみましょう。


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  序章 「欺瞞」と「恫喝」(つづき)

   原発プロパガンダのキャッチフレーズ

p.10 ・四つのキャッチフレーズ
    (1)原発は日本のエネルギーの三分の一を担っている
    (2)原発は絶対安全なシステム
    (3)原発はクリーンエネルギー
    (4)原発は再生可能なエネルギー
  ・これらのキャッチフレーズは、一つ一つの広告の中で「必ず使用するように」決められていたという
   事実。→ これは、小生も知らなかった!
  ・これらのキャッチフレーズを深く考えることなく受容した国民の多くは、原発推進に肯定的だった。

p.11 ・スリーマイル島の事故(1979年、レヴェル5)、チェルノブイリの事故(1986年、レヴェル7)、
    東電のトラブル隠し(2002年)の後である2009年の段階でも、原発肯定の国民は大勢いた。
  ・引用:「その要因を考えるとき、当然ながら人為的な「民意の誘導」を疑わなければならない」。
        → 小生の用いた「運河化(canalization)」。
  ・その原因を一言でまとめれば、「翼賛報道」ということになろうか。

   二兆四〇〇〇億円の宣伝広告費

  ・この2,400,000,000,000円という金額は、ふたつの意味で驚愕すべき数字である。

    (1)金額の巨大さ

       ソニーやトヨタなどのグローバル企業でさえ、国内単位の広告費では年間500億円程度である。

p.12 ・ということは、ローカル企業の集合体である電力会社が、40年間に亙ってグローバル企業と同等の
    広告費を投下してきたことになる。
  ・引用:「競合が存在しない電力会社は完全な地域独占企業体なのだから、本来このような巨額広告費
       を必要としないはずだ」。
  ・繰り返して原発の安全性・必要性を説き、危険な原発の実体を隠蔽し、多くの国民に原発推進への漠
   然とした是認意識を植え付けるために必要な金額だったのである。

    (2)広告費の原資はすべて利用者から集金した電気料金だったということ
  ・広告費は売り上げが落ちれば真っ先に減らされる類のものであるが、電力会社の場合は違う。独占企
   業なので、すべての経費を原価に計上できる「総括原価方式」をとることが可能である。つまり、宣
   伝広告費をすべて原価に組み込み、電気料金として利用者に請求することができたというわけだ。

p.13 ・言い換えれば、業績とは無関係に、いわば「青空天井の予算」を持っていたと同じことである。
  ・当然のごとく、原発に反対する人々からも電気料金は徴収され、その中から原発プロパガンダの原資
   が捻出されたのである。これを「ブラック・ジョーク」と言わずして、何と呼べるだろうか。

   「刷り込み」を担った広告代理店

  ・引用:「投下する広告費が多ければ多いほど、そこで使用されるキャッチコピーは人々の記憶に残る
       わけで、これを業界用語で「刷り込み効果」と呼んでいる」。
        → まさに「資金力」のなせる業である。小生が連想したのは、今年のプロ野球の日本シ
         リーズと、競馬の菊花賞である。金満球団のソフトバンクと読売巨人の対決で、ソフト
         バンク(球界資金力ナンバーワン)が圧勝した。菊花賞は、騎手第一人者の武豊騎乗の
         ワールドプレミア(2016年のセレクトセールにおいて2億5,920万円で落札された)が勝
         利し、2着にはこれまた実力派騎手の福永裕一が騎ったサトノルークス(2017年のセレ
         クトセールにおいて2億9,160万円で落札された)が来た。両馬ともに2億円をはるかに
         超す良血馬で、今年7月に亡くなった歴史的名馬ディープインパクトの仔(牡馬)で
         ある。馬連の 5-14 が4,680円(17番人気)も付いたので、とてもコスパのいい(ロ
         ーリスク・ハイリターン)馬券である。つまり、落札価格の高い馬を買えばよかった
         わけだ。ちなみに、1番人気(3着)だったヴェロックスの落札価格は、2017年のセ
         レクトセールにおいて5,184万円だった。  
  ・なお、広告を制作し、メディアの枠を買ったのは、東電のメイン代理店である電通だった。

p.14 ・宣伝広告の方法も多岐にわたり、老若男女に合せて、さまざまなバリエーションで原発の「安全神
    話」を国民に刷り込んできたのである。
  ・メディアが権力側に就き、国民を煽動して国家的危機まで追い込んだ事例としてアジア・太平洋戦争
   があるが、その教訓はどこに行ったのか。
  ・引用:「戦前・戦中の記事や広告が戦争遂行プロパガンダの大義名分にしたのは、主に精神論やイデ
       オロギーだった。しかし戦後の原発プロパガンダがそれらと決定的に異なるのは、「経済的
       安定」と「豊かな生活の保障」を声高に唱えた点だった」。
  ・戦前・戦中の「全体主義的煽動」から、戦後の「個人の生活向上・経済的恩恵」を強調する図式へ。

p.15 ・引用:「原発の誘致(電源三法交付金制度の恩恵に与ることが可能)が個人の幸福に直結するとい
        う図式は、義務感ばかりを強調した戦時プロパガンダよりはるかに巧妙かつ魅力的であり、
        多くの人々の共感を生んだのである」。
         → アイソフォソス(イソップ)童話の「北風と太陽」を連想せざるを得ない。

 ************************************************


 時間的余裕がないので、ここで一旦区切りをつけます。今日の講義には十分な量のノートがあるので、序
章の残りは、また後日ということにしたいと思います。


 現在、10時25分です。何とか間に合いました(苦笑)。
 現在、14時10分です。講義を含めて午前中の仕事は終わりましたが、まだ別の講義が1件予定されていま
す。準備はほぼできているので心配はないのですが、かなり疲れが溜まっており、そちらの方が辛いです。

 
 さて、もう少し『原発プロパガンダ』に言及してみましょう。


 ************************************************

   原発立地県と消費地で異なるメッセージ

p.15 ・ときはすでに高度経済成長期ではあったが、成長産業が地元に少ない、福島県・福井県・青森県・
    新潟県など(後に、原発を誘致した地方)は、過疎による地域経済衰退に悩まされており、「生活
    の向上」という甘い幻想に弱かった。
  ・そのような状況だったので、原発プロパガンダも、立地県と電力消費地とでは、微妙に異なるメッセ
   ージを送っていた。以下に、そのあらましを記そう。

    ○ 立地県におけるメッセージ

     (A)原発を誘致すれば、電源三法交付金等の税金が大量に投下され、地域経済が豊かになり、
        従って個人の暮らしも豊かになる。

p.15-16  (B)電源三法交付金等で地域のインフラを整備できれば、その後の地域発展の起爆剤となり、
        新しい産業育成・誘致の基礎を作ることができる。
p.16    (C)原発は日本経済に絶対不可欠な電力供給の根幹であり、それを誘致するのは「電力のふる
        さと」として日本経済に貢献することとなり、大変誇らしいことである。
     (D)原発は何重もの多重防御が施されているから、重大事故は絶対に起きないし、平時でも万
        全の監視体制が敷かれているから、放射能漏れなどもない。
     
    ○ 消費地におけるメッセージ

     上記の(A)、(B)、(C)は消費地には余計なメッセージであるから共感を呼ぶはずがない。
    よって、それらのメッセージはほとんどなかった。しかし、(D)の安全性に関する主張は強調さ
    れ、その他、以下のメッセージがたびたび発信された。

     (E)資源がない日本には、自前のエネルギー確保が必須であり、そのためには発電コストが水
        力・火力発電より優れている原発が最適である。
p.17   (F)原発は発電時に二酸化炭素を発生しないクリーンエネルギーである。

     この「クリーンエネルギー」という言葉は耳触りがいいので、女性層や若年層には受けがいい。
    したがって、いまだに「原発はクリーンである」と勘違いをしている人が跡を絶たない。

  ・原発プロパガンダは、このようにターゲットに応じて最も効果のある手法で広告を実施していたので
   ある。
    → 小生などの世代では、漫画(アニメ)作品の『鉄腕アトム』(手塚治虫)や『8マン(エイトマ
     ン)』(桑田次郎)〔いずれも内蔵された超小型原子炉によってエネルギーを得ているという設
     定〕の影響を受けていない者の方が少ないだろう。
  ・3・11前の世論調査では、回答者の八割近くが原発推進に賛意を示したのだから、いかに宣伝広告
   の効力が強力だったかが分かるだろう。

   東京電力広告費、膨張の歴史

p.18 ・極めて異常な東電の広告費は、年間200億円にまで達し、ローカル会社(関東一円が営業地域)の水
    準(大手の地方銀行など)の5億円をはるかに上回っている。
  ・広告費が飛躍的に増えて行ったのにはもちろんわけがある。最初の転機は、スリーマイル島原発事故
   である。

    1979年 43億円 → 1980年 53億円 → 1983年 63億円 → 1984年 93億円

  ・事故後からわずか5年で倍増していることになる。こんなことは民間企業では考えられない。

p.19 ・そして、この傾向は、チェルノブイリ原発事故(1986年)でも再現される。

    1986年 120億円 → 1987年 150億円

  ・さらに、東電のトラブル隠し(2002年)と、それに続く美浜原発3号機事故(2004年)の翌年にも、
   広告宣伝費は急騰している。

    2004年 263億円 → 2005年 293億円

  ・その後、3・11を迎えるまで、東電の広告費は年間200億円を下回ることはなかった。
  ・引用:「つまり、東電という会社の広告費は、何かトラブルが発生するたびに膨張してきたのである」。
  ・これは、世間の常識と真逆の現象である。つまり、普通の企業の場合、何か不祥事が起これば、広告
   費は減少するものだし、お詫び広告のようなものは出すかもしれないが、通常の広告出稿は自粛する
   のが通例だからである。これは、東電の広告目的が、一般企業と異なることを示していると言えよう。

   原発広告の特異な二面性

  ・引用:「通常、広告には新商品などの発売を告知する「商品広告」と、広く企業ブランドを告知する
       「企業広告」という二つの種類がある。原発広告はその両方の性格を持っていた」。

p.20 ・原発広告の最も大きな特徴は、「商品(原発)」の安全性を連呼することであった。
     → スリーマイル島やチェルノブイリの原発事故は未熟な技術力が生じさせた不祥事で、わが東
      電ではそんなことはあり得ない、と。小生の父親の論理もほぼそれに沿っていた。
     → アメリカ合衆国で発生したノースリッジ地震(ロサンゼルス、1994年)で、高速道路が崩壊
      することがあったが、わが国の関係者はそれを受けて「日本ではあり得ないです」と言い切っ
      ていた。ところが、翌年の神戸・淡路大震災で、同じことが起こっている。日本の技術陣の過
      信体質に呆れたことを覚えている。
     → 1986年に起こったチャレンジャー号爆発事故をリアルタイムで目撃した(もっとも、TVの
      映像によってではあるが)小生は、「この世にあり得ないことはない」という認識を強くして
      いる。
  ・事故が起こっても、けっして宣伝広告をやめないどころか、かえって増加させる体質は、いったいど
   こから湧いてくるのだろうか。小生には、一旦言い出したことをひっこめないガキ大将のようなもの
   に見えるが、いかがなものか。
  ・引用:「さらにもう一つの大きな違いは、広告目的そのものにあった。原発広告の真の目的は、一般
       的小品のような、ユーザーへの製品訴求ではなかったのだ」。

 ************************************************


 ハプニングがあって、時間を取られました。インターセプトですね。仕方がないので、この頁を閉じます。
次回はこのつづきということで……。

                                                 
 2019年10月24日(木)

 現在、12時55分です。15分後に、「倫理学概論 II」を開講します。今日はあいにくの雨で、チャリ族には
過酷な日です(泣)。
 現在、16時です。急ぎの案件を片付けました。30分後に「比較思想論 II」を開講しますが、まだ準備が十
分ではありません。かなり焦っています。自分にファイト!
 現在、18時20分です。今日の講義は終了しました。しかしながら、まだ雑用がかなり残っていることに加
え、明日の準備が不十分です。とりあえずは夕食をしたためた後、後半戦に突入したいと思います。


 さて、今学期の「(共)核時代の倫理」は、テキストとして『原発プロパガンダ』(本間龍 著、岩波新書、
2016年)を使用しますが、以下にその一部を抜書してみましょう。


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  序章 「欺瞞」と「恫喝」

   「プロパガンダ」とは何か

p.2 ・「プロパガンダ」と「広告宣伝」は「相手を説得する」という意味では同じだが、日本においては、
    前者は政治的場面、後者は商業的世界で使用されことが多い。
  ・カタカナで書かれる「プロパガンダ」が危険な香りを放っているのは、ナチスドイツのイメージが重
   なるからであろう。たしかに、ナチスは、ゲッペルスを宣伝大臣に据え、強力なプロパガンダ戦略を
   展開している。戦後、それは、戦勝国によって負のイメージを与えられたのである。

p.3 ・もっとも、「プロパガンダ」という言葉は、ラテン語の <propagare>(繁殖させる、種を播く)に由
   来し、カトリック教会の布教活動を指す言葉だった。
  ・その後、この言葉は、国家間の戦争において必要不可欠なものとなっていった。

     紙媒体(古いメディア) → ラジオや映画(新しいメディア)

  ・アジア・太平洋戦争で、日本の対外宣伝放送を担当した池田徳眞は、第一次世界大戦中、最も熱心に
   プロパガンダを研究したのはイギリスで、効果的に戦場で展開したと指摘している(『プロパガンダ
   史』、中公新書、1981年)。
  ・さらに、同氏は、ハンス・ティンメの『武器に依らざる世界大戦』を詳細に分析し、外務省や参謀本
   部に報告した由。
  ・アメリカ合衆国(以下、USA)においても、1916年に「広報委員会」を設け、先進国は20世紀初頭より、
   プロパガンダの重要性を十分に理解し、研究していたと言える。

   ヒトラーの反省

p.4 ・第一次世界大戦時のドイツは、連合国側が仕掛けた謀略宣伝には無力だった。プロパガンダに対して  
   無頓着だったからである。
  ・実際に戦争に参加していたヒトラーは、「宣伝」の効果を十分に肌で感じ取っており、『わが闘争』
   の中でも、そのことを強調している。
  ・引用:「このように、プロパガンダ戦略は第一次大戦時にすでに連合国によって実施されており、ナ
       チスはその敗戦の反省を活かすために宣伝省を設けたに過ぎない」。
  ・プロパガンダ戦略はナチスの専売特許ではなく、過度にこの言葉をナチスと一体化することは間違っ
   ている。
  ・戦勝国の徹底的なナチスの断罪において、「プロパガンダとは、人を欺く邪な宣伝活動のことである」
   という負のイメージが定着したのである。

p.4-5 ・その後、以下、USAとソ連との間で、自分たちの社会体制がいかに優位なものかを、その熾烈なプ
    ロパガンダによって宣伝し、冷戦構造を彩ったことは歴史的事実である。

p.5 ・さらに、冷戦終結後、USAによって、対中東戦略、とりわけイラク戦争の正当化のための強力なプロ
   パガンダ戦略が展開された。参照:ノーム・チョムスキーやサイードの著作。

   日本における結実

  ・引用:「つまり、プロパガンダ - 広告宣伝は、時代の要請により、世界各地で手を替え品を替え、
       最先端で強力なテクニックを駆使して展開されてきた。その技術を磨いてきたのが、世界
       各国の広告会社、PR会社、日本においては電通と博報堂の二大広告代理店である。そし
       てその結実の一つが、日本における原発推進広告、つまり「原発プロパガンダ」であった
       のだ」(本書の腰巻に引用された文章)。
  ・引用:「これは、一九五〇年代に原発推進を国策と定めた時点で当然の帰結であった」。
  ・多数の国民が原発を容認しているという、世論の形成が不可欠であった。チョムスキーは、このよう
   な合意形成を「マニュファクチャリング・コンセント(manufacturing consent)」(合意の捏造)
   と名付けた。小生は、こういうやり方を「運河化(canalization)」と呼びたい。全国の原発がすべ
   て停止していたとき、当時の経団連の会長が、「原発再稼働は国民全体の願いだ」といったニュアン
   スの発言をしたことがあったが、典型的な「運河化」だと思う。水の流れないところに、水の流れを
   造成するわけである。

p.6 ・引用:「そしてそれを可能たらしめるためには、全国を覆う巨大メディアと地方に根ざしたローカル  
        メディアの両方をフル活用して国策を宣伝し、国民に「原発は安全で必要不可欠なシステム
        である」という意識を浸透させる必要があった」。

    参考:「プルトニウム物語 頼れる仲間プルト君」

  1993年に動力炉・核燃料開発事業団(動燃、現日本原子力研究開発機構)が企画制作した広報用ビ
 デオ。約11分。約250本つくられ、原子力発電所広報施設などでだれでも視聴できるようになっていた
 が、のち絶版とされた。1994年にアメリカのエネルギー省長官から回収を求められるなどして、世界
 的に注目を集めた〔ウィキペディアより〕。

    参考:『人魚伝説』、監督:池田敏春、ディレクターズ・カンパニー=ATG、1984年。

  この映画の中で、「プルトニウムは飲んでも大丈夫」という発言をする代議士(神田隆)が登場した。  
 もっとも小生の記憶違いかもしれないが……。

  ・このプロパガンダ戦略における二つの大きな問題
   (1)原発がたびたび事故を起こしたこと。
   (2)日本は世界有数の地震大国であり、原発設置に不向きであること。
  ・この致命的欠陥を徹底的に隠蔽する必要があった。

    参考:『東京原発』、監督:山川元:グランプリ=オメガ・ピクチャーズ=日活=衛星劇場、2002年。

  この映画の中で、綾田俊樹が扮する榎本教授が、淡々とした口調で「原発」の弱点を語るシーンがある。

  ・「原発は絶対安全」というキャンペーンは、根拠の希薄な誇大広告ではなかろうか。
  ・小生が「原発」に負の関心を抱いたのは、中学生の頃ではないか(1960年代の終り頃)。先ず、なぜ
   東京電力は管轄外の福島に原発を建設するのかが大きな疑問だった。以下は、当時東電の社員だった
   小生と小生の父親との遣り取りである。

    小生:どうして東電は福島に原発を造るのか。
    父親:(原子炉を冷やすために)大量の水が必要だからだ。
    小生:しかし、送電ロスを考慮すれば、東京湾沿岸に造るべきではないのか。
    父親:バカ野郎、危ないじゃないか。
    小生:つまり、過疎地だったらリスクも低く抑えることができるというわけか。
    父親:いや、天下の東電が事故を起こすわけがないからだ。

   これで話は終わりである。父親とはよく議論(口喧嘩)をしたが、これほど父親が「盲信の塊」に見
   えたことはあまりない。父親は、「安定供給」や「新エネルギーの開発」をよく口にしていたが、そ
   れならば、原発みたいな危険なものをやめて、「風力発電」とか「地熱発電」とか「太陽光発電」の
   開発に勤しんだ方が健全ではないのかと思ったことを覚えている。国策であるから、金の使い方も原
   発開発に偏っており、そちらまで手が回らないのである。
  ・小生の父親は東電の社員だったから、会社の実力のほどを確信したかったのだろう。しかし、根拠の
   ない確信はただの「盲信」であることに気づかなければならなかったと思う。

p.7 ・原子力ムラは、その圧倒的な資金をあらゆるメディアにばら撒いて「原発プロパガンダ」を展開した。 
    金のばら撒きと言えば、竹下政権時の「ふるさと創生一億円事業」を思い出すが、高知県高岡郡中土
    佐町は純金のカツオ像を作り、後に県に売却後、盗まれて溶かされた(たしか、800万円くらいにし
    かならなかったのではないか)話は、あまりにお粗末であった。
  ・引用:「そのために投入された金額は、電力九社の普及開発関係費(広告費)だけでも、約四〇年間
       で二兆四〇〇〇億円(朝日新聞社調べ)という途方もない巨額に上った」。
  ・国民がこの事実に無頓着であることそのものに、プロパガンダの本質が浸透している。つまり、騙し
   ている相手がそれに気づかないことこそ、プロパガンダの目的なのである。
  ・原発プロパガンダの歴史は、そのまま日本のメディア史、広告業界の歴史と重なっている。

   原発プロパガンダを流布したメディア

p.8 ・このようなプロパガンダが長続きをした理由として、社会の木鐸たるべき報道メディアが原子力ムラ
   に抱き込まれ、原発推進の協同体なったしまったから、が挙げられるだろう。まさに、巨額の「広告
   費」の力は偉大だったのである。
  ・とくに、2003年以降、新聞でもテレビでも、原発に関するネガティヴな情報発信は自粛された。たと
   え事故が起こっても、御用学者連中は「軽微な事象(事故とは言わない)に過ぎない」と誤魔化した。
  ・引用:「ところが二〇一一年三月の原発事故発生で、プロパガンダの中心だった東電がその機能を果
       せなくなった。その結果、長年原子力ムラのご機嫌をうかがっていたメディアも息を吹き返
       し、ようやく様々な批判的検証がされるようになった」。
  ・もっとも、原子力ムラとメディアの癒着の歴史そのものには批判の目を向けることはあまりなく、辛
   うじて朝日新聞が過去を検証して自己批判しているくらいである。
  ・しかし、またぞろ多くのメディアは、原子力ムラの軍門に下ろうとしている。

p.9 ・引用:「しかし、多くの国民の意識に深くこびりついた「原子力は電力の三分の一を担っている」
       「原子力はクリーンエネルギー」などのコピーは、まさにメディアによって国民の目や耳に
       届けられた、「プロパガンダの成果」である」。
  ・本書の著者は、広告宣伝のプロであった(博報堂)。
  ・引用:「そういう現場のやり取りを経験した身にとって、メディアと原子力ムラの癒着の構造は手に
       取るように理解できるものであった」。
  ・しかし、あれだけの悲惨な原発事故が起こったにも拘らず、メディアの著名人が反省の言葉を発する
   ことはなかった。
  ・そこで、その仕組を告発するために、本書で「原発プロパガンダ」の実態を解説するつもりである。

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 著者が広告業界人であったことが判明しましたが、それだけ一層問題が深刻であることが予想されます。
よほどのことがあったからこそ、個人的なリスクを恐れず告発する気になったのでしょう。今日はもう遅い
ので、これで一旦区切りをつけますが、この後の展開が愉しみになって来ました。「愉しみ」などと書くと、
不謹慎の謗りを免れませんが、事実だから仕方がありませんね。
 さて、次回は、このつづきに言及します。

                                                 
 2019年10月23日(水)

 現在、12時5分です。5分後に会議があります。それが終わると、また別の会議です。今日の義務はこれだ
けですので、さらにその後は、他の仕事に着手したいと考えています。
 現在、23時15分です。まだ4件ほど片付かない案件があるのですが、さすがに疲れたので、明日以降に回
します。明日は2コマ・デーですが、その他の雑用の方が気になります。まぁ、なんとかします。

                                                 
 2019年10月22日(火)〔祝日〕

 今日は令和天皇即位の日で祝日ですが、いろいろあって出勤しています。もろもろの準備のための業務の
他、「特別演習」(事情があって、特別に開講している演習)を開講するためです。先週、受講生の都合で
休講を余儀なくされたので、代替措置です。テキストとして、“THE VIEW FROM NOWHERE" by Thomas
Nagel, 1986.(邦訳は、『どこでもないところからの眺め』、中村昇 他 訳、春秋社、2009年)の原文を使
用しますが、なかなかスリリングなテキストだと思います。
 現在、18時になろうとしています。「特別演習」は終了したので、そろそろ退散したいと考えています。
明日は会議デーで、2つの会議が予定されています。その他、講義の準備等、するべき業務は尽きません。

                                          
 2019年10月21日(月)

 現在、14時30分です。雑用を片付けていたら、いつの間にかこんな時刻になっていました。今日は、5・
6限と、通しで演習があるのですが、5限目の「倫理学演習 II(IV)」の準備が済んでいません。これか
ら着手しますが、少し焦っています。自分に、ファイト!
 現在、16時25分です。演習5分前に間に合いました。
 現在、20時25分です。やっと、今日のノルマを果たしました。明日は休日ですが、用事があるので大学
に来る予定です。
                                                                                                    
 2019年10月20日(日)

 現在、12時5分です。少しやりたいことがあって、大学に来ています。主に、水曜日の会議の準備がメイン
の業務ですが、ついでに2、3の仕事をこなしたいと考えています。
 現在、13時10分です。先ほどまで「武藤ゼミとはどんなゼミ?」を更新していたのですが、このSOULSのサ
イトに書込みを始めたのが2005年ですから、丸14年が過ぎ去ったことになります。2005年というと、小生は
51歳くらいで、まだ壮年の部類でしたが、そろそろ記憶力の衰えが始まっており、多少とも困っていました。
したがって、このようなメモ書きのできるサイトはとても便利であることに改めて思い当ります。というの
も、40代後半までは、会議や講義やその他のイベントについて、何月何日の何時何分、場所はどこで、とい
った事柄について、すべて暗記で済ましていたからです。業務が飛躍的に増えたこともありますが、50代に
突入してからは、メモなしではやっていけなくなったので、小生にとって、SOULSと個人の手帳や雑記帳は
重要なアイテムとなりました。もっとも、手帳に書いてあるのにすっかり忘れていたこともたびたびあって、
「寄る年波には勝てない」を文字通り体験しています。よって、「もし、小生がコロッと忘れていることが
あっても、優しく対応して戴きたい」などと、虫のいいことさえ考えています。むしろ、自動車を運転する
高齢者の「もみじマーク」のようなものを、首からぶら下げた方がいいかもしれませんね(苦笑)。

                                                 
 2019年10月18日(金)

 現在、夜中の1時40分です。つまり、昨日のつづきをしていました。やっと、本日の準備ができたので、一
旦帰ります。今日も2コマ・デーです。若干ですが、コース長としての仕事がありますので、やはり忙しい  
一日になりそうです。
 現在、10時25分です。5分後に、「(共)核時代の倫理」を開講します。
 現在、16時を少し回ったところです。やっと、5限目の「比較思想論 II」の準備ができました。学生のレ
ジュメが少し遅れたからですが、まぁ、仕方がありませんね。あと30分ほど余裕がありますので……。
 現在、18時20分です。若干の積み残しがありますが、ほぼ今週のノルマはこなしました。今日はこれから
用事がありますので、帰ります。
                                                                                                    
 2019年10月17日(木)

 現在、10時30分です。これから、ちょっとした作業をしなければなりません。午後は2コマ、けっこう忙
しいです。
 現在、15時15分です。1時間15分後に、「比較思想論 II」を開講します。ところが、準備がまだ不十分で
す。少し焦っています。
 現在、18時10分です。本日の義務は終了しました。しかし、しなければならない案件がまだまだ残ってい
ます。もっとも、先ずは夕食をいただいてからですね。

                                                
 2019年10月16日(水)〔月曜日の授業日〕

 現在、12時20分です。午前中の講義も終り、昼食も済ませました。1時間10分後に会議を開催します。そ
の後、別の会議を経て、5限・6限の両演習へと続きます。バテないことを祈ります。
 現在、20時10分です。6限の「卒論演習」が終了し、夕食も済ませました。本日の終盤戦は、明日の準備
ということになります。一日中忙しく立ち働いたので、けっこう疲れています。
 明日は午前中にちょっとした作業があり、午後は2コマの講義があります。そこそこ忙しいと思います。
                                                                                                     
 2019年10月15日(火)

 昨日も休日出勤するつもりでしたが、蓄積疲労のため、「爆睡」を選択しました。お蔭さまで、だいぶ疲
れも取れました。
 さて、現在16時25分です。高知東高校看護専攻科の講義3コマ(50分授業)を終え、16時30分からの「特
別演習」に間に合うように大学に向ったのですが、あいにく受講生が欠席ということで、ぽっかり時間が空
いてしまいました。もっとも、雑用も溜まっているので、好都合と言えば好都合です。
 現在、21時25分です。雑務を片付けていたら、こんな時刻になってしまいました。まだ、未決の案件もあ
るのですが、やる気が起きないので、You Tube で無声映画を観るつもりです。
 現在、ちょうど24時(0時)です。やっと映画を観終わり、ブログに感想文を書いたところです。明日は、
3コマ・デーに加えて(月曜日の授業日)、会議が2件あり、とても忙しい日になりそうです。したがって、
十分な休養を取るために、そろそろ帰ります。

                                                 
 2019年10月13日(日)

 現在、17時40分です。本日もするべき仕事があるので出勤しています。少しでも片づけばいいですね。

                                                
 2019年10月12日(土)〔正規の休日出勤〕

 現在、16時35分です。保護者向け就職ガイダンスの懇親会に出席するよう要請されましたので、大学に来
ています。その他、なんだかんだ仕事がありますので、渡りに船ですが……。
 現在、21時10分です。先刻まで重要な案件に取り組んでおりましたが、それも終りホッとしております。
明日と明後日も休日ですが、必要があれば出勤するつもりです。
 現在、22時20分です。アフターケアをしていたら、こんな時刻になりました。そろそろ帰ります。

                                                 
 2019年10月11日(金)

 現在、14時40分です。午前中の講義が終了し、昼食もいただいて、少しほっこりしていたところです。約
2時間後に、「現代社会思想論 II」を開講します。その間、雑用の一部を片付けようと思います。
 現在、23時35分です。今週の業務が終了しました。しかしながら、新しい案件が持ち上がっており、頭が
痛いです。コース長としての業務が多すぎるので、うんざりですが、あと半年弱、堪えるしかないですね。

                                               
 2019年10月10日(木)

 現在、11時25分です。1時間45分後に「倫理学概論 II」を開講します。実は、現段階で、5限目の「比較
思想論 II」の準備ができていません。かなり焦っています。早く処理した方がよいコース長案件も2件あり、
とても憂鬱です。しかしながら、それを乗り越えてナンボですので、頑張ります。自分に大ファイト!
 現在、12時55分です。5限目の準備が完了しました。まさに、「綱渡り自転車操業」の面目躍如です!
 現在、22時10分です。最低限のノルマは果たしたので、そろそろ帰ります。明日は、2コマ・デー、会議
等は予定しておりませんので、まだ片付けていない案件を片付けたいと思います。
                                                                                                    
 2019年10月9日(水)

 現在、12時5分です。今日は、FD1件、会議2件、コース長業務4件、明日の講義の準備がノルマです。
すべて完璧に仕上げなければならないので、憂鬱ですがやらなければなりません。自分に、大ファイト!
 現在、15時40分です。実は教授会開催中なのですが、抜け出して重要な案件を処理していました。全部で
5件ありましたが、無事終了しました。これから教授会に戻ります。
 現在、19時10分です。FDと会議2件が終了し、夕食もいただいて来ました。今日中に仕上げなければな
らないことは、コース長業務2件と、明日の「比較思想論 II」のレジュメ作りです。これだけは最低ノルマ
ですので、頑張ります。
 現在、22時45分です。まだ2つの業務が残っていますが、体力と気力が続きません。明日早く来て、この  
つづきをするつもりです。残念ですが、無理はできません。帰ります。
 現在、23時35分です。履修状況を調査したら、変更が多いので、対応していました。もうこれ以上の仕事
は勘弁してほしいと思います。本当に、帰ります。

                                                  
 2019年10月8日(火)

 現在、7時30分です。ヤボ用があって、早朝から大学に来ています。高知東高校の看護専攻科に出向の日で
もありますから、しかるべき時刻になったら一旦大学を離れます。16時までには大学に戻り、その後は、5
限目に「特別演習」(事情があって開講しなければならないオプション演習)が組まれています。
 現在、15時50分です。40分後に「特別演習」を開講します。それまでに、遅い昼食(早い夕食)をいただ
こうと思います。

                                                
 2019年10月7日(月)

 現在、15時少し前です。午前中の講義が終了し、会合2件も終わらせました。昼食をいただいて、雑用を
済ませるともうこんな時刻です。演習まで1時間半あるので、少しブログを書こうかと思います。
 現在、16時30分になろうとしています。さて、「倫理学演習 II」、「卒論演習」の連続授業です。
 現在、23時5分です。まだ今日のノルマを終えていませんが、さてどうしましょう。気力を振り絞ってもう
少し仕事をしましょうか。

                                                
 2019年10月6日(日)

 現在、16時15分です。今日も山積している業務の遂行のため、大学に来ています。遅い昼食(早い夕食)  
をいただいたので、これから本格的に山崩しに向います。
 現在、19時35分です。明日の「卒論演習」の準備が終了しました。11名いる卒論生のうち、課題として指
定した卒論草稿をまだ提出していない卒論生が1名いますが、その他の卒論生は比較的順調と言ってよいで
しょう。ただし、あすの「卒輪演習」では甘い言葉をかけるつもりは毛頭ありません。発破をかけて、彼/
女らの夏休み残像モードを打ち砕こうと考えています。もちろん、自戒の意味を込めてですが……。
 さて、次は何に着手しましょうか。コース関連の仕事にするか、観かけている映画鑑賞にするか、少し迷
っています。たぶん、楽な方を選択するでしょうが……(笑)。
 今、しなければいけない案件を調査しました。以下の通りです。

 〔講義・演習関係〕

  月曜1限 「(共)学問基礎論(秋)」 準備は万端。10月7日(月)/10月16日(水)
  月曜5限 「倫理学演習 II(IV)」 準備は済んでいる。10月7日(月)より
  月曜6限 「卒論演習」 準備は万端。10月7日(月)より
  火曜(10:55-14:20)「哲学(高知東高校看護専攻科)」3コマ(高校仕様) 準備は万端。
     すでに10月1日(火)より始まっている。
  火曜5限 「特別演習」 準備はできていない。10月8日(火)より
  水曜 教授会、コース運営委員会、コース会議、等々。直近のものは、一応対応済み。
  木曜3限 「倫理学概論 II」 準備は万端。すでに10月3日(木)より始まっている。
  木曜5限 「比較思想論 II」 すでに10月3日(木)より始まっており、10月10日(木)の担当は
       小生自身である。なお、まだ手つかずの状態。
  金曜2限 「(共)核時代の倫理」 すでに10月4日(金)より始まっているが、講義ノートはほと
       んど手つかずの状態。
  金曜5限 「現代社会思想論 II」 すでに10月4日(金)より始まっており、比較的順調である。

 〔その他の業務〕

 その他、早急に処理した方がよいコース長としての仕事が5、6件あり(だいぶ遅れています)、学生と
の面談等、雑用がいくつかあります。

 この「非常時」に、映画鑑賞などしている場合ではないのですが、もうヤケクソで観かけている邦画を観
ることに決めました。少なくとも、明日の準備はできているので、何とかなるでしょう(苦笑)。
 現在、23時です。二・二六事件を扱った『叛乱』(監督:佐分利信、新東宝、1954年)という邦画を観て
いるのですが、いろいろ考えさせられます。これを観終わったら帰宅する予定です。明日は1限目から授業
があるので、無理はできませんね。

                                                 
 2019年10月5日(土)

 今日は休日ですが、仕事が溜まっているので出勤しています。現在、16時10分。少しだけ集中講義のアフ
ターケアを終わらせました。これから本格的にもろもろの業務に着手します。
 現在、22時5分です。月曜日の準備はできましたが、その他の業務はほとんど手付かずです。もう少し仕事
を延長します。
 現在、23時25分です。月曜日の準備ができたと思ったのは間違いで、「卒論演習」の準備はまだでした。
今はその他の業務に励んでいますが、なかなか終わりそうもありません。
 現在、24(0)時35分です。やっと、先週の授業のアフターケアが終了しました。来週の講義等の準備は
まだまだで、その他にもコース長の業務が山積しています。したがって、そろそろ帰りますが、明日(すで
に、今日ですが)も出勤しなければならないですね。

                                                 
 2019年10月4日(金)

 現在、10時25分です。5分後に、「(共)核時代の倫理」を開講します。今日は2コマ・デー、それなり
に忙しいです。
 現在、14時です。午前中の講義が終了し、昼食もいただきました。2時間30分後に「現代社会思想論 II」
を開講します。さて、それまでの時間をどう使いましょうか。
 2学期の時間割がほぼ確定しました。オフィス・アワーを含めて、週当たり12コマ(月3、火4、木2、
金3)、かなりきついのですが、大学教員人生最後のシーズンですので、何とか頑張ります!
 現在、18時10分です。今週のノルマが終了しました。もっとも、アフターケア(講義やコースの業務)が
山積しているので、これで終りにはなりません。先ずは夕食をいただいてから、本日の終盤戦に入ります。

                                               
 2019年10月3日(木)

 現在、13時です。10分後に、「倫理学概論 II」を開講します。2学期最初の講義です。今日は午前中に来
て雑用を片付けたかったのですが、あいにくの大雨で出勤を見合わせました。お蔭さまで、雨が熄んだので
助かりました。
 現在、15時5分です。次の講義「比較思想論 II」の開講まで、1時間半弱ありますので、その間に片付け
られることをするつもりです。
 現在、19時45分です。講義を終え、夕食を済ませ、今日の講義のアフターケアをしています。それが終わ
ったら、今度は明日の準備です。新学期が始まって早々、綱渡り自転車操業の始まり始まり……という次第
です(泣)。
 現在、22時35分です。本日の最低限のノルマを果たしました。明日も2コマ・デー。そろそろ帰って、英
気を養わなければなりません。

                                                 
 2019年10月2日(水)

 月が替わりました。今年度もあと半年です。
 昨日は9月28日(土)の代休日だったので、お休みしました。寝不足が恒常的だったのですが、爆睡半日を  
超えたので、眠りすぎでかえって眠いです。
 さて、現在12時50分です。10分後から、会議の連続です。
 現在、17時20分です。今日の義務は終了しましたが、明日の準備等、やるべきことは山積しています。ま
ずは夕食を摂り、その後ファイトですね!
 現在、22時10分です。今日の最低ノルマを了えました。業務山積で、優先順位をつけるだけでも悩ましい
状況です。明日は午後から講義が2件ありますが、午前中に来て、雑用を片付けなければなりません。難儀
です。

                                                  
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