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岩佐 光広
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2019 ゼミナール3

授業全体の概要(シラバスより)


【テーマ】文化人類学の専門的な知識を深める

 この授業では、文化人類学において現在展開されている専門的な議論に触れることで、より専門的な知識を得るとともに、この学問領域が有する課題について学びます。
 ゼミナール1および2を通じて文化人類学の基礎を学んできました。しかしながら、文化人類学の議論は現在進行形で展開されています。この授業では、学術論文をはじめとする専門的な文献の収集および講読を通じて、現在の文化人類学において共有されているテーマと課題について学んでいきます。また、この授業を通じて、受講者各自の問題関心の具体化を図り、ゼミナール4で行う卒論の構想を立てるための準備作業も同時に行います。
 授業は「演習」の形式で行います。受講者各自の関心にもとづき論文を探し、持ち寄り、それを受講者全員で講読し、受講者が中心となって議論を行います。また、この授業からは、ディスカッションの司会も受講者で担当してもらいます。
 なおこの授業では、読んだ論文をもとにプレレポートの作成を行います。それを通じて、これまで学んできたアカデミック・スキルズのさらなる向上を目指します。



連絡事項


■ 2019/04/24:スケジュール等、内容を一部修正しました。
■ 2019/03/19:スケジュール等、内容を一部修正しました。
■ 2019/02/24:授業ページをアップデートしました。


授業スケジュールと分担


2019年
 04/11 休講
 04/18 第01回 イントロダクション:ゼミの進め方について
 04/25 第02回 講読する論文の収集と決定
 05/02 国民の休日
 05/09 月曜日の授業
 05/16 第03回 論文内容の報告と議論(1)(担当:坂埜)
 05/23 第04回 論文内容の報告と議論(2)(担当:佐伯)
 05/30 第05回 論文内容の報告と議論(3)(担当:三木)
 06/06 第06回 論文内容の報告と議論(4)(担当:金田)
 06/13 第07回 論文内容の報告と議論(5)(担当:半田)(プレ・レポート〆切)
 06/13 第08回 【補講】合同ゼミ:プレ・レポートの相互添削(6限目)
 06/20 第09回 論文内容の報告と議論(7)(担当:徳平)
 06/27 第10回 論文内容の報告と議論(8)(担当:石田)
 07/04 第11回 論文講読と議論(1)
 07/11 第12回 論文講読と議論(2)
 07/18 第13回 論文講読と議論(3)
 07/18 第14回 【補講】合同ゼミ:文化人類学について学ぼう(6限目)
 07/25 休講
 08/01 第15回 まとめ:卒業論文の執筆に向けて
 08/16 期末レポート〆切
 
*補講は、木曜6限目に実施します。木曜日は基本的に空けておくようにしてください。


授業資料と関連情報


講義で使用したスライドをpdfファイルで閲覧できます。
パスワードが設定してあるので、授業内で告知したパスワードで解除して閲覧してください。
また、授業内で取り上げた文献などの関連情報についても紹介しますので、授業時間外学習に活用してください。


第00回 事前準備


ゼミ開始までに、以下の【課題1】と【課題2】をやっておいてください。
ゼミは、これらの課題をやっていることを前提として進めていきます。


【課題1】授業で講読する論文の収集と決定

この授業では、受講生が各自で論文を探し、入手し、それを受講者全員で共有して読んでいきます。
そのための準備として、以下の手順に従って、各自で講読する論文を決定し、入手しておいてください。
なお、この作業はゼミ4で行う卒論構想の準備作業でもあります。
これらの作業を通じて、卒論のテーマについても考えてみてください。

(1)対象とする地域(フィールド)の決定
今後、卒論の執筆に至るまでのゼミでの学びを通じて対象とする「地域(フィールド)」を決めておいてください。

(2)講読する論文を探すための準備
以下の資料を作成しながら、論文を探すための準備を行ってください。

(3)講読する予定の論文リストの作成
上記の作業をもとに、講読する予定の論文を図書館やインターネットを利用して、少なくとも「10本」探し、論文リストを作成してください。

(4)講読する論文の入手と下読み
論文リストをもとに、論文を探して入手し、ざっと目を通してください。
なお、論文の入手に際しては、必ず1本は、図書館の「複写依頼」を用いて入手してください。

(5)ゼミで講読する論文の候補の選定
上記の作業を通じて、ゼミで講読する論文の候補を「3本」選んでください。
アドバイスとしては、「面白そうではあるが、自分だけでは理解が難しい」くらいの難易度の論文を選ぶことを勧めます。
簡単な論文は自分だけでも読めます。
もう3回生なのだから、せっかくゼミ生と教員と一緒に読むのだから、少し背伸びしてみてください。


【課題2】文化人類学の復習

(1)文化人類学の復習
文化人類学という学問領域について復習するために、以下の報告書を読んでおいてください。
前者は、日本学術会議が出している報告書です。
後者は、イギリスのThe Quality Assurance Agency for Higher Educationが出している報告書です。
いずれも、文化人類学という学問領域の特徴や内容、文化人類学を学ぶことを通じて身につけてほしいことが、簡潔にまとめられています。
復習を兼ねて前者を読み、余力があれば後者も読んでおいてください。

(2)ディスカッションのやり方についての予習
ゼミ3では、学生が司会をし、学生だけでのディスカッションを行います。
ディスカッションのやり方について、以下の資料を読んで予習しておいてください。


【補足】「論文」と論文の探し方

これまでも、レポートを書くために文献を入手してきたとは思いますが、その多くは「本」であり「論文」はあまり利用したことがないでしょう。
ここでいう「論文」とは、
 1)各学会が刊行している研究雑誌(例:日本文化人類学会の『文化人類学』)
 2)大学などの紀要(例:高知大学の『高知大学学術研究報告』)
 3)商業出版されている研究雑誌(例:青土社の『現代思想』)
などに掲載されている学術論文のことです。

論文を入手する方法としては、基本的なステップとして以下の様な手順を踏んでみましょう。

1)Webリソースを探してみる

現在、多くの研究雑誌や紀要などは、web上からアクセスできるようになっています。
それを探すときも、以下のサイトを利用してみよう。




たとえば「とさーち」の場合、キーワードで検索をかけると、いろいろなものがヒットすると思います。
まず、左側の「フォーマット」の項目から「雑誌論文」をチェックしましょう。
次に、左側の「絞り込み」の項目から「本文あり」をチェックしてみましょう。
そうすると、ウェブでアクセスできる論文のリストが出てきます。
CiNiiやGoogle Scholarでも同様の検索ができるので、まずはこうした資料を有効活用してみましょう。

なお、Google Scholarの活用法をまとめた資料があったので、以下にリンクを張っておきます。


2)Web上でアクセス出来ない論文の場合

その場合は、今度は図書館を利用します。
図書館には、さまざまな研究雑誌が収蔵されており、それを検索することもできます。
まずは、高知大学総合情報センター(メディ森)のOPACにアクセスします。


まず、資料種別のなかから「雑誌」をチェックします。
そのうえで、探している雑誌の名前を入力してください。

ここでいくつか注意が必要です。
第1に、探している論文自体は検索できない、という点です。
その論文が掲載されている雑誌名、号・巻、頁を確認し、それをもとに実物を探していきます。

第2に、雑誌が収蔵されていても、必要としている号・巻がない場合がある、という点です。
たとえば、『民族学研究』(『文化人類学』の前身)の場合、29巻1号(1964年)からしか収蔵されていません。
それ以前のものは、高知大では収蔵していない、ということになります。

第3に、収蔵場所が図書館とは限らない、という点です。
たとえば、上記の『民族学研究』は人文学部の人間文化第2演習室に収蔵されています。
その場合は、図書館カウンターに取り寄せを依頼するか、直接収蔵場所を訪ねてみてください。

3)高知大学では収蔵していない論文の場合

目当ての論文が高知大学にない場合、2つの戦略があります。
1つは、その雑誌が収蔵されている別の図書館に直接行く方法、もう1つは、高知大の図書館から「複写依頼」をする方法です。
ここでは後者を利用しましょう。
複写依頼とは、簡単にいえば、他の図書館に収蔵されている論文をコピーして送ってもらうことです。
そのやり方は、以下に説明があるので、それに従って入手してください。


主だったものでもこれだけのリソースがあるのですから、「関連する論文がない」ということは、多くの場合ありません。
(学生が「ない」と言うので、私が調べると、大抵の場合、それらしい論文が見つかります。)
加えていえば、もし論文がなければ、無いこと自体が重要な知見になります。
キーワードの組み合わせをはじめ、工夫をし、試行錯誤しながら、論文の検索方法を身につけてください。

また、こうした作業を通じて、自分の「キーワード」も変化しているかもしれません。
ヒットした文献のタイトルなどを見てみると、自分の関心のあるテーマや理論、地域について、共通して使われている言葉があることに気づくとも思います。
文献リストを作ることは、同時にキーワードを定めていく作業でもあるということです。
(もちろん、キーワードが変化していくこともあリマス。)

文献や論文とは何か、それをどのように探すか、ということについての参考資料の紹介。
東北大学附属図書館が「東北大学生のための情報探索の基礎知識シリーズ」というものを作成しています。
かなりしっかりとした作りにも関わらず、WEB上で閲覧できる、スゴイ!


全部は閲覧できないのですが、『基本編』はWEB上で閲覧することができます。
大変参考になるので、一度は目を通しておきましょう。



第01回 イントロダクション:ゼミの進め方(2019/04/18)




第02回 購読する論文の収集と決定(2019/04/25)


各自で講読論文の候補となる論文を20本集め、リストを作成してくること。
それを踏まえて、各自の講読論文を決定します。


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