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 月が替わりましたので、「日日是労働スペシャル」の続篇をお届けします。「日日是労働スペシャル
LXXIX (東日本大震災をめぐって)」が正式名称ですが、通称を用いることにしましたので、「驢鳴犬
吠1803」となります。そういうわけで通称を用いますが、内容に変わりはありません。主として、
今回の大災害(原発の過酷事故を含む)に関係する記事を掲げますが、特定の個人や団体を誹謗中傷す
る目的は一切ありません。どうぞ、ご理解ください。人によっては、多少ともショッキングな記事があ
るかもしれませんので、その点もご了承ください。なお、読み進めるほど記事が古くなります。日誌風
に記述しますが、後日訂正を載せるかもしれません。あらかじめ、ご了解をいただきたいと存じます。
 また、ご質問、ご意見等のおありの方は、muto@kochi-u.ac.jp 宛にメールをいただければ幸甚です。

                                               
 2018年3月31日(土)

 一昨日、昨日と、二日間休暇を取っていました。今日は年度末ということもあり、休日出勤です。メール
のチェックをするぐらいしかすることがありませんので、のんびりしています。ただし、明日から始まる来
年度のことを考慮すると、仕事は山積しています。したがって、ぼちぼちピッチを上げていくつもりです。

                                                
 2018年3月28日(水)

 今日は会議が1件ありました。それが終了しましたので、18時くらいまではフリーです。その後は用事が
あるので、いつもより早く店仕舞いにします。なお、明日、明後日は休暇を取っておりますので、しばらく
ブログへの書込みはお休みする予定です。

                                                 
 2018年3月27日(火)

 今日もほとんど義務はありません。何とか研究室の整理を終わらせたいと考えています。
 伊方原発の2号機が廃炉になることに決まったそうです。朝日デジタルニュースによれば、「安全対策な
どに多額の費用を投じて稼働させても、採算が合わないと判断したとみられる」そうですが、アメリカ合衆
国では、1979年に起きたスリーマイル島の原発事故(レベル5の過酷事故)以前に、「採算が合わない」こ
とは分かっており、すべからくUSA追随の日本なのに、なぜ原発だけは例外なのか、まったく納得がいき
ませんでした。手を変え品を変え、あらゆる手段を尽くして「原発は大丈夫」という、いかなるキャンペー
ンにも同意したことのない小生ですから、原発を稼働させる限りは、あらゆる観点から小生を納得させてほ
しいものです。いまさら、「採算が合わない」などと言われてもなぁ……といったシラケ感にどっぷりとひ
たりそうです。
 現在、20時55分。作業を続行しようかしまいかで、迷っています。
 現在、21時55分です。やっと研究室の整理がほぼ完了しました。少し疲れましたが、機能障害も減って快
適な環境になるかと思うと、そんな疲れはなきに等しいものとなります。さて、そろそろ帰る準備です。

                                                 
 2018年3月26日(月)

 昨日も大学に来て研究室の整理をする予定だったのですが、花見に誘われてつい遊んでしまいました。4
月からは多忙の日々が続くことが必至ですので、偶にはこんな日があってもよいでしょう。
 本日は、11時から会議。それ以外に義務はありませんので、研究室の整理に精を出しましょう。
 現在、17時10分。このまま作業を続行するべきかどうか、少し迷っています。
 現在、20時55分。少し疲れたので、店仕舞いにします。研究室はだいぶ片付きましたが、もう少し時間が
かかるようです。明日で何とか終わらせようと思います。

                                                 
 2018年3月24日(土)

 今日は休日出勤です。なかなかできなかった研究室の整理に着手する予定です。
 現在、16時10分。3時間半ほど休まず整理をしたので、少し疲れました。シュレッダー3杯分です。少し  
休んでから、書籍やDVDの整理をしたいと思います。
 現在、20時10分。中途半端ですが、明日もこの作業を続行しようと思っていますので、今日は帰ります。

                                                 
 2018年3月23日(金)

 今日は卒業式でした。懇親会で、半分ぐらいのゼミ生の挨拶を受けました。皆元気そうだったので、少し
安心しました。月並ですが、社会は大学よりも波が荒いです。是非、乗り切ってください。Bon Boyage!
 現在、21時55分。今日のノルマが終わりましたので、帰宅の準備をしましょう。
                                                   
                                               
 2018年3月22日(木)

 昨日はお休みを戴きました。のんびり家で過ごしました。リフレッシュ効果はあったと思います。今日は、
10時半から重要な会議があります。その後は義務がないので、念願の研究室の整理に着手したいと考えてい
ます。

                                              
 2018年3月20日(火)

 今日はまったく義務のない日です。本来ならば研究室の整理をすべきなのですが、あまりの乱雑さに嫌気
が差しており、どうもやる気が起きません。「尻に火がつないとやらない」という癖を治したいのですが、
なかなかです。少しだけ、自分自身への箍を弛めてから、一気に締め上げたいと思います。締め上げた限り
は、それが向こう2年間続く予定なので、そのくらいは許されるでしょう。

                                               
 2018年3月19日(月)

 土日は大学に来るという選択肢もあったのですが、二日続けてお休みにしました。たまにはいいでしょう。
今日は、15時から会議がありますが、その他の義務はありません。来年度に向けての仕事の段取を明確にし
たいと思います。

                                                 
 2018年3月16日(金)

 つい先ほどある会議が終了しました。15時からは、教職カルテ面談が予定されています。それが終われば、
比較的自由の身になれます。
 現在、15時30分。教職カルテ面談も終了し、ほぼ今日のノルマは果たしました。あとは自由裁量の時間と
なります。
 現在、21時49分。そろそろ店仕舞いにします。

                                              
 2018年3月15日(木)

 今日もとくに義務はありませんが、やるべきことはたくさんあります。さて、何から手をつけましょうか。
 今日は細かい仕事が五月雨式に降りかかりました。明日に回したものもありますが、ほぼ終わりましたの
で、帰り支度をします。21時30分を過ぎました。

                                               
 2018年3月14日(水)

 今日は教授会等、複数の会議がある日です。25分後に、その第一弾があります。夕方からは送別会です。春
は何となく淋しいですね。
 残務と卒業式を除いて、今年度の業務はほぼ完了しました。明日からは、本格的に来年度仕様の仕事になり
ます。来年度は帰り新参の人間文化学科長と、新規学部の人文科学コース長を兼務しますので、向こう2年間
フルスロットルということになります。小生もあと2年、自分に喝! ……ですね。

                                                 
 2018年3月13日(火)

 今日は久し振りにまったく義務のない日です。機能不全を起こしかけている研究室の整理をしたいのですが、
まだその気になれません。明日の送別会が終わってからですね。
 現在、20時半。新たに加わった今日のノルマをこなしていたら、この時間になってしまいました。ほぼ、今
日のノルマは果たしましたので、邦画でも観ようかと思います。

                                               
 2018年3月12日(月)

 現在、7時50分。すでに戦闘態勢に入っています。
 現在、14時55分。一連の業務も終了し、今日組まれていた会議も終了しましたので、後は自由裁量の時間と
なります。
                                                                                                     
 2018年3月11日(日)

 早いもので、あれから7年経ちました。東日本大震災の爪痕はまだ癒えてはおらず、県外に避難した福島
県人の数も、2018年2月13日(火)の調査時点(復興庁のデータ)で34,095人だそうです。少しも減ってい
ませんね。毎日のほほんと生きている小生の暮らしに比べれば、とても大変だと推察されます。具体的には
何もできませんが、せいぜいこの事実を忘れず、自分にできることをしたいと思っています。
 ところで、昨日はお休みにしました。今日は、少し明日の準備の点検があるので、大学に来ています。さ
らに、余裕があれば、来年度の講義のノート作りに着手したいと思っています。
 さて、来年度の「(共)倫理を考える」は、テキストとして『ルポ 貧困女子』(飯島裕子 著、岩波新書、
2016年)を使用しますが、だいぶ以前にその一部を抜書していますので、それを以下に再録することにしま
した。

 ************************************************

 2017年11月22日(水)

 (前略)

 そろそろ、来年度の講義の構想を練らなければなりません。もちろん、その前にやっておかなければなら
ない仕事はたくさんあるのですが、どうもやる気が起きません。そこで、別種の仕事に先鞭をつけることに
しました。すなわち、今日からテキスト候補の本の抜書をしたいと思います。その本とは、以下の新書です。

  『ルポ 貧困女子』、飯島裕子 著、岩波新書、2016年。

 貧困問題とジェンダー問題を併せ持つ題名なので、思わず惹かれました。「ルポ」というところもいいで
すね。本書の帯カバーのコピーとしてこんな売り文句が書かれています。

  就職氷河期以降の若年層が抱える難問、いまだに根強い日本の男女差別。その両方を抱えながら、
 働くことも、結婚して子どもを生み育てることも期待されているのが、いまのアラフォー/非正規/
 シングルの女性たち。「一億総活躍時代」の掛け声の陰で、困難を抱えてひっそり生き抜こうともが
 く女性たちの等身大の姿に迫る。

 以下に、その見出し(目次)を掲げておきましょう。

  序章 女性の貧困とは?
     貧困女子の登場!?/男性非正規インパクトの陰で/つかみにくい女性の貧困/貧困にすらな
     れない女性/男性稼ぎ主モデル/女性活躍推進と若年女性/インタビュー概要

  1章 家族という危ういセーフティネット
     実家でしか暮らせない/パラサイト・シングルの凋落/実家は針のむしろ/暴力から逃げだ
     して/街を彷徨うホームレス女子/家庭に居場所がない/関係性の貧困/同棲の落とし穴

  2章 家事手伝いに潜む闇
     中退を引き金に接点を失う/ニート・ひきこもりは男性ばかり!?/家族も無関心/父の死で
     暗転/就労以前からの困難/ガールズ講座/さいたまでの取り組み

  3章 正社員でも厳しい
     倒れるまで働く女性たち/新人を使い潰すブラック企業/滑り台で一直線に/家賃を払うた
     めにデリヘルへ/増加する精神障害とイジメ/余裕のない職場で/障害者枠で働く/正社員
     にはなったけれど

  4章 非正規という負の連鎖
     学歴と非正規雇用率/高卒女性の困難/中退はさらに厳しい/高学歴ワーキングプア/官製
     ワーキングプア/果てしない求職活動/繋がる場をつくる/突然の病気と非正規シングル/
     非正規雇用の闇

  5章 結婚・出産プレッシャー
     子どもが欲しい/「おひとりさま」の登場/「負け犬」にすらなれない/無縁社会、震災、
     絆/一億総活躍社会の目指す“子育て支援”/優等生でなかった妹が今は女として上/全方
     位的少子化対策/無理にでも産んでおけば良かった/非正規は婚活でも不利に/貧困女子で
     も産む/極端に低い婚外子出生率/少子化という大義名分

  6章 女性の分断
     キャリア、夫、子ども、何もない/分断の一九八五年/一般職削減がもたらしたもの/女性
     活躍推進の光と影/産みかつ働き続ける女性たち/募る孤立感/存在しないもの/上方へと
     押し上げる圧力/頻発するメンタル系トラブル/分断を超えて繋がるには

  終章 一筋の光を求めて
     「プア充」に潜む罠/貧困とは何か?/労働への包摂と脱力感/家族による包摂と脱家族/
     「男性稼ぎ主モデル」の崩壊と意識のズレ/貧困女子を超えて

  あとがき

 それでは、「序章 女性の貧困とは?」に言及してみましょう。

  序章 女性の貧困とは?

p.2 貧困女子の登場!?

  ・引用:「二〇一一年一二月、『朝日新聞』の一面トップに「単身女性、三人に一人が貧困」とい
       う記事が掲載された」。
  ・年齢層別で注目されたのは、二〇代、三〇代の若年シングル女性。

   註:なお、「シングル」に関しては、『家族難民 中流と下流──二極化する日本人の老後』、山田
     昌弘 著、朝日文庫、2016年を参照。この本によれば、シングルに関する以下のような記述がある。

 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

   第1章 「シングル」とはどうような人たちか

    日本とアメリカで「シングル」の意味は異なる

p.36 ・「シングル」(1)配偶者がいない人、(2)一人暮らしの人
   ・戸籍の上では独身でも、同性愛者や事実婚をしている人々のように性的パートナーがいればシング
    ルとは言えない。もちろん、配偶者がいても性的関係があるとは限らない。

p.37 ・配偶者がいない場合は、(1)一度も結婚していない未婚者、(2)結婚したものの離婚した離別
    者、(3)配偶者に先立たれた死別者。
   ・後者のシングルの場合、(1)単身赴任者、(2)別居中も含まれる。
   ・一人暮らしかつパートナーがいないといった場合、一人暮らしではないがパートナーがいない場合
    や、一人暮らしをしているがパートナーがいる場合など、さまざまなケースあり。したがって、前
    者のシングルと後者のシングルはイコールではない。
   ・本書では、前者の意味(配偶者がいない人)に当てはまる人を広義の「シングル」と位置付けて分
    析する。すなわち、本書でシングルというとき、居住状態に関係なく、配偶者やそれに準ずる親密
    なパートナーがいない人のことを指す。

p.38 ・アメリカ合衆国の分類方法
    (1)single(恋人なし)
    (2)in a relationship(恋人あり)
    (3)engaged(婚約中)
    (4)married(既婚)
    (5)it’s complicated(複雑な関係・離婚係争中など他に当てはまらない関係)
   ・すなわち、アメリカでは、恋人がいない人をsingleと呼ぶ由。

p.39 ・アメリカでは、インターネットをきっかけにして付き合い始めるカップルが大勢いる。
   ・日本では、恋人がいるかどうかより、結婚しているかどうかが重要な意味をもつ。
   ・引用:「日本とアメリカの価値観の違いが、シングルという言葉が示す意味の違いにもはっきりと
        あらわれていて興味深いですね」。

 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

  ・これらの女性は、「貧困女子」と命名され、週刊誌やワイドショーの話題となった。

p.3 ・これらの記事や番組によって、若年男性やシングルマザーに比べ、可視化されることの少なかった
   「貧困女子」の窮状が明らかにされたが、解決の糸口は見つからないままだった。対策や支援につな
   がる動きもないまま今日に至っている。
  ・引用:「若年男性の非正規化や子どもの貧困などと異なり、女性の問題に注目が集まることが少ない
       のはなぜだろう?」

p.4 男性非正規インパクトの陰で

  ・引用:「二〇〇〇年代以降、二〇代、三〇代の若者の三人に一人以上が非正規雇用という状態が続い
       てきた」。
  ・「雇用状況の悪化 → 貧困化」という図式。
  ・メディアは、そのような若者を以下のように呼んでいる。

    フリーター:フリーターは、日本で正社員・正職員以外の就労形態(契約社員・契約職員・派遣社
          員・アルバイト・パートタイマーなどの非正規雇用)で生計を立てている人を指す言
          葉。 学生は含まれない。 学校卒業後の年齢15歳から34歳の若者が対象である。 和
          製の造語(「フリーランス・アルバイター」の略称)である〔ウィキペディア〕。
    ニート:NEET=Not in Education, Employment or Training. 学校にも通わず、働いているわけで
        もなく、職業訓練を受けているわけでもない人。
    ネットカフェ難民:ネットカフェ難民とは、いわゆるホームレスの一種で、定住する住居がなく、
             寝泊まりする場としてインターネットカフェを利用する人々のことを指す造語。
             略称は「ネカフェ難民」〔ウィキペディア〕。
    ワーキングプア:ワーキングプア(英:working poor)とは、貧困線以下で労働する人々のこと。
            「働く貧困層」と解釈される。「ワープア」と省略されることがある。
             これまで貧困はよく失業と関連づけられてきたが、しかし雇用に付きながらと
            いう新しい種類の貧困として米国・カナダ、さらにイタリア・スペイン・アイル
            ランドなどの先進国で見られると論じられるようになった。
             日本では国民貧困線が公式設定されていないため、「正社員並み、あるいは正
            社員としてフルタイムで働いてもギリギリの生活さえ維持が困難、もしくは生活
            保護の水準にも満たない収入しか得られない就労者の社会層」と解釈される事が
            多い〔ウィキペディア〕。

         参考:石川啄木、「はたらけどはたらけど/猶わが生活楽にならざり/ぢっと手を見る」、
            『一握の砂』(1910〔明治43〕年)所収。

    若者ホームレス:かつてホームレスといえば、50歳以上の男性が多数を占めてきた。しかし近年、
            貧困が若者を襲い、20-30代のホームレスが激増している。彼ら「若者ホームレ
            ス」は、なぜ路上暮らしを余儀なくされたのか。どのような家庭で生まれ育ち、
            どんな人生を歩んできたのか。
             『ルポ 若者ホームレス』、飯島裕子 著、ちくま新書、2011年。

  ・以上の言葉が指している対象は、その多くが男性であった。

p.5 ・1990年代初めにおいては、若年女性の非正規雇用率は10%台だったが、その後急速に高まり、現在で  
   は、40%台に達している。男性の1.5倍。
  ・さらに、男女間の賃金格差の問題もある。男性の六割程度。
  ・こうした状況にも拘らず、若年男性に比べて、女性の貧困や雇用問題はあまり注目されてこなかった。
   なぜだろうか?

p.6 ・リーマン・ショック(2008年夏)の年の年末、「年越し派遣村」(東京・日比谷公園)に押し寄せた
   失業者の群れ。

   リーマン・ショック:2008年9月15日に、アメリカ合衆国の投資銀行であるリーマン・ブラザーズ・
             ホールディングス(Lehman Brothers Holdings Inc.)が経営破綻したこと
             に端を発して、連鎖的に世界的金融危機が発生した事象を総括的によぶ。
              なお「リーマン・ショック」は和製英語であり、英語では「Bankruptcy
             of Lehman Brothers」(リーマンブラザーズの倒産)か the financial
             crisis of 2007-2008(2007年から2008年の金融恐慌), the global
             financial crisis(世界金融危機), the 2008 financial crisis (2008
             年金融危機) と呼ぶのが一般的である〔ウィキペディア〕。

   年越し派遣村:複数のNPO及び労働組合によって組織された実行委員会が2008年12月31日から2009年
          1月5日まで東京都千代田区の日比谷公園に開設した、一種の避難所である。政治的
          意図を持った社会運動(越年闘争)の側面もある。

  ・「派遣村」に来た人はほとんどが男性だったが、中には女性もいた。

     参考映画:『ダンボールハウスガール』、監督:松浦雅子、キューフロント=電通=シネカノン=
           クリーク・アンド・リバー社、サイブロ=ネットクリエイティブ=東映ビデオ、
           2001年。
          『晴れたらポップなボクの生活』、監督:白岩久弥、ジェイディ・スター、2005年。
          『トウキョウソナタ』、監督:黒沢清、Fortissimo Films=「TOKYO SONATA」製作
           委員会〔博報堂DYメディアパートナーズ=ピックス=Entertainment Farm〕、
           2008年。
          『予告犯』、監督:中村義洋、映画「予告犯」製作委員会〔TBSテレビ=WOWOW=
           ジェイ・ストーム=電通=CBCテレビ=C&Iエンタテインメント=MBS=ジェイアール
           東日本企画=東宝=TCエンタテインメント=日本出版販売=RKB=HBC〕、2015年。

  ・「女性ホームレスはいないのか/女性は男性よりも貧困に陥りにくいのか/性産業が受け皿か」など
   の問い。

p.6-7 ・引用:「性被害に遭う可能性が高い女性にとって、路上にいることは大変な危険をともなう。その
         ためシェルターの数が少なく、容易に路上から脱出できない男性と異なり、希望すれば、
         婦人保護施設や母子寮などに入所しやすいことも事実だ」。

p.7 ・引用:「二〇一四年、大阪市の職員が生活保護の相談に役所を訪れた三〇代の女性に「風俗で働けば
        いい」と言ったことが明るみに出て問題になった」。
  ・若い女性にとって、性風俗産業は、「セーフティネット」なのだろうか。女性が男性よりも恵まれて
   いるということはけっしてない。ただ、女性の貧困は見えづらいのである。

  つかみにくい女性の貧困

  ・著者自身の立場……三〇代、女性、フリーランス → 聞き込み調査へ

p.8 ・貧困の実態の共通項はなかなか見えてこなかった。
  ・女性の困難な状況の実例
   ○ 不登校からひきこもりになり働いた経験がない。
   ○ 同居する家族との関係で悩んでいる。
   ○ パワハラが原因でうつ病になり通院を続けている。
   ○ 相談できる人がおらず孤立している。
   ○ 結婚・出産をしていないことに対し周囲からのプレッシャーがつらい。
  ・状況や条件の相違によって、困難度はそれぞれである。
  ・男性ホームレスは、共通項や問題の本質が見えやすい。

p.8-9 ・男性の困難な状況の実例
    ○ 学歴が低い(半数が中卒あるいは高校中退)。
    ○ 幼少期から貧困を経験している。
    ○ 頼れる家族を持たない。

p.9 ・さらに、その八割が、正規雇用の経験があるものの、数年で仕事を辞め、不安定な仕事を転々として
   いた。
  ・引用:「いずれの場合も、雇用の喪失や不安定化が引き金となり、困窮し、ホームレス状態に陥って
       いるところは共通している」。
  ・引用:「女性の場合も雇用の問題が無関係ということはない。しかし男性のように、雇用の不安定化
       や失業が即貧困化や住まいの喪失に結びつかないように思われる。それゆえに女性の貧困は
       見えづらくなる」。

  貧困にすらなれない女性

p.9-10 ・女性の場合、「貧困」と「不安定雇用」は、デフォルト(初期値)である。

p.10 ・女性は昔から貧困と隣り合わせ。
  ・しかし、それが問題視されないのは、「男性稼ぎ主モデル」があるからである。
  ・「女性が貧困を主張するなんてけしからん」という風潮。

p.11 ・「女性は結婚して男性に扶養されるべき者であり、世帯主になるなんてとんでもない」という、過
    去の遺物のような社会通念。
  ・引用:「実際、一九七〇年代半ばまでの日本人の有配偶者率は九五%を上回っており、シングル女性
       は「結婚できないかわいそうな女」や「離婚すようなけしからん女」として処理され、貧困
       は社会構造上の問題として把握されることはなかった」。「例外」、「残余」としての女。
  ・未婚者や離婚経験者に対する表立ったバッシングはさすがに少ないだろうが、シングル女性の抱える
   生きづらさは、「女をこじらせた問題」として捉えられ、貧困や労働の問題として把握されることが
   少ないのが現実である。
    → 離婚経験者を、「ばついち(×一)」とか「ばつに(×二)」とか表現されることがあるが、
     「発展的解消」としての離婚ならば、むしろ「まるいち(○一)」とか「まるに(○二)」と
     か言うべきであろう。

  男性稼ぎ主モデル

  ・定義:「男性稼ぎ主モデルとは、男性が主な稼ぎ手として外で働き、女性が不払い(アンペイドワーク)
       の家事、育児、介護など、家庭内の労働を担うモデルである」。→ 男女による性別役割分業。

p.12 ・引用:「良かれ悪しかれ、「男性稼ぎモデル」は、日本型雇用システムとともに、日本の労働と家
        族を形作ってきたと言える」。
  ・1992年(平成4年)、働く女性の数は、専業主婦の数を上回った。しかしその大半は、「主婦パート」
   に代表される非正規雇用であった。家計補助としての性格が強く、自立に足る賃金や待遇は得られな
   いのである。すなわち、雇用の調整弁的な立ち位置であった。

p.12-13 ・フルタイムで働けない女性(シングルマザーや単身女性)の待遇の悪さが問題視されなかったの
      は、彼女たちが「例外」であり、「残余」だったからである。

p.13 女性活躍推進と若年女性

  ・「男性稼ぎ主モデル」は崩壊に瀕している。
   → お父さんが「大黒柱」でいつづけることができなくなると同時に、お母さんは二重労働を強いられ、
    「人柱」にされている現実。
  ・一方、女性の大学進学率は飛躍的に伸びているし、男性との賃金格差も毎年縮小の方向へと向かって
   いる。
  ・2015年に成立した「女性活躍推進法」も注目に値する。

   女性活躍推進法:女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(女性活躍推進法)が平成27年8月
           28日に国会で成立しました。これにより、働く場面で活躍したいという希望を持つ
           すべての女性が、その個性と能力を十分に発揮できる社会を実現するために、女性
           の活躍推進に向けた数値目標を盛り込んだ行動計画の策定・公表や、女性の職業選
           択に資する情報の公表が事業主(国や地方公共団体、民間企業等※)に義務付けら
           れました〔内閣府男女共同参画局〕。
            ※ 常時雇用する労働者が300人以下の民間企業等にあっては努力義務。

p.14 ・引用:「しかし人々の意識が変化し、自立を志向する女性が増えても、経済的自立に足る仕事がご
        く一部に限られていることは、女性の非正規雇用率の高さや賃金水準からも明らかだろう」。
  ・さらに女性特有の問題(結婚や出産)も絡む。→ 女性の二極化。すなわち、分断化。

  インタビュー概要

p.14-15 ・本書では、インタビューした女性たちの語りを中心に進める。1章/2章は「家族」に着目。

p.15 ・3章/4章は、労働世界に目を向ける。
  ・5章では、結婚・出産に関する問題を取り上げる。
  ・6章では、女性活躍推進法によって拡がる女性の分断と二極化について考察する。

p.16 ・終章では、女性たちが置かれた状況をどう改善していくべきかについて考えていく。
  ・とくに、「氷河期世代」(1972年以降生まれ)に注目する。

 以上です。これで、何が問題かの大まかな見取り図は手に入れたと思います。次回は、「1章 家族とい
う危ういセーフティネット」に言及する予定です。

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 このつづきは、明日以降に再開する予定です。

                                                 
 2018年3月9日(金)

 現在10時40分。確定申告をしに税務署に行って参りました。国民の義務を果たしたというわけです。副収
入(看護学校の講師)に税金がかかるのですが、源泉徴収されているのに、なぜまた申告しなければならな
いのか、いつも疑問です。さらに、アルバイトの約6回分以上が税金で消えていくのも、あまり納得がいき
ません。給与所得者の悲哀ですね。
 さて、そんなことはどうでもいいことです。今日は午後から重要な仕事がありますので、税金のことは忘
れて仕事に打ち込みましょう。そろそろ、来年度の準備にかからなければなりませんし。
 現在、15時55分。本日の公式ノルマは達成されました。これ以降は、自由裁量時間です。
 現在、22時20分。そろそろ帰ります。

                                                
 2018年3月8日(木)

 昨日は学外の仕事に集中するため、本務の方はお休みにしました。入試で出勤した2月25日(日)の代休
日というわけです。
 現在、9時半。1時間後に、会議が始まります。
 現在、15時40分。本日のノルマは達成されました。残務は明日ということになります。したがって、これ
以降は、小生の自由裁量時間です。
 現在、23時半です。ブログを書いていたら、いつの間にか時間が経っていました。明日は午後に義務があ
りますが、午前中は何も予定が入っていません。確定申告をしに税務署に行こうと思っています。

                                               
 2018年3月6日(火)

 雑用を2件ほど片付けました。この後は、昨日できなかった本日の会議の準備です。どのくらい時間がかか
るか分からないので、少し焦っています。
 ところで、数日前、コンビニで、以下のような漫画本を3冊入手しました。

  『水木しげるの戦記選集』、水木しげる 作、宙〔おおぞら〕出版、2018年〔第6刷/初版2010年〕。
  『水木しげるの戦記選集 太平洋戦争 大進撃』、水木しげる 作、宙〔おおぞら〕出版、2018年
   〔第3刷/初版2011年〕。
  『水木しげるの戦記選集 太平洋戦争 大激闘』、水木しげる 作、宙〔おおぞら〕出版、2018年
   〔第3刷/初版2011年〕。

 パラパラと頁を捲ったところ、いずれもどこかで読んだような気がする作品ばかりで、あまりに懐かしく
てつい買ってしまいました。水木しげるとの出会いは貸本時代の『墓場鬼太郎』だと思いますが、あまりに
強烈な印象だったので、水木しげるのその後の活躍にはこころから喜んでいました。さて、上記の戦記物で
すが、やはり貸本時代に読んだのでしょうか。その点ははっきりしません。少し暇になったら、ゆっくり味
わってみたい作品群です。
 現在、11時30分。午後の会議の準備が完了しました。昼食に突進します。
 現在、16時30分。飛び入りの会議を含め、今日のノルマはほとんど完了しました。残りは今日の会議のア
フターケアをするくらいです。
 現在、17時45分。上記のアフターケアの半分は終了しました。後の半分は、ちょっとした理由があって、
明日以降に回さなければなりません。何か宙ぶらりんな感じですが、仕方がありません。もっとも、明日は
学外の仕事に打ち込むため、前期入試で休日出勤した日の代休を取っております。したがって、明後日以降
になりますね。
 突然、杉山平一の詩が読みたくなりました。何か直感めいたものを感じるからです。直ぐに手に入るでし
ょうか。

                                                 
 2018年3月5日(月)

 今日は仕事のノルマが4つあって、それぞれまったく傾向の異なる仕事です。1時間半後ぐらいに会議が
あります。午後には、教職カルテ関連の学生面談が組まれています。さらに、明日の会議の準備を夕方まで
に片付けなければなりません。最後の一つは学外の仕事で、今日が締切日です。坦々と仕事をこなしていか
なければなりません。よって、自分に、喝!
 思いがけない作業が挟まれて、2時間も取られてしまいました。よって、現在、16時30分。明日の会議の
準備は明日の午前中に延期するしかないですね。したがって、今日の残りの時間は、学外の仕事にすべて注
入されます。
 現在、22時10分。やっと、今日の仕事が終了しました。予定していなかった仕事(2時間)が入ったので、
ノルマの4つのうち3つしかこなせませんでした。準備は、明日の15時の会議に間に合えばいいので、午前
中に片づけようと思います。ともあれ、学外の仕事の大半が終わったので、かなりほっとしております。

                                                  
 2018年3月4日(日)
 
 明日が締切の仕事があって、大学に来ています。たった今一部を仕上げましたので、コーヒー・ブレイク
といったところです。残りを片付けなければならないのですが、その前に映画の感想を1本記しておこうと
思います。
 昨日は、肉体的な疲れがピークだったと見え、お休みさせていただきました。それでも、首痛や足底痛に
加え、花粉症が悪化しております。今年は咽喉に来たのか、ヘリウム声になってしまいました。満身創痍と  
いった有様です。さらに、あろうことか、メールの具合も完全ではなく、実に憂鬱千万であります。
 現在、22時40分。まだ仕事は終了しておりません。明日が締切なので、少し焦っています。
 23時を回りました。仕事は明日に延ばしましょう。帰って身体を休めた方が得策だからです。

                                                 
 2018年3月2日(金)

 今日中にしなければならない作業は完了しました。メールの不具合もあり、なかなか大変な一日でした。
もっとも、これから夕食をいただいて、その後終盤戦に突入するつもりですので、まだまだ気が抜けません。
 現在、19時30分。メールボックスを整理していたのですが、面倒なのでほとんどすべてのメールを削除しま
した。支障を来さないことを祈ります。
 現在、21時45分。そろそろ店仕舞いにします。一応、今日のノルマはこなしたと思います。

                                              
 2018年3月1日(木)

 月が替わりました。英国に、《March comes in like a lion and goes out like a lamb.》「三月は獅子
のようにやって来て、子羊のように去る」という諺があります。これは、単に天候のことを言い表している
にすぎないのですが、少し大袈裟に援用すれば、現在の小生の状況は、まさに獅子との対峙といった危機の
真っ只中におります。どうか、月末には子羊になってほしいのですが、たぶんもっと猛々しくなっている
ことはあり得ても、大人しくなっていることはほとんどあり得ないと思います。したがって、一層気を引き
締めてこの月を迎えなければなりません。例の冴えないお呪いを唱えましょう。「いらつき、むかつき、き
つねつき、早う退散されなはれ!」……ちょっと、気が晴れました。ちなみに、現在6時15分。すでに活動
を開始しております。
 現在、10時。今日中に仕上げておきたい作業の半分くらいは終わったと看做せます。ここで小休止。今度
はその作業を寝かせておいて、締切が迫っている学外の仕事に移行します。単調な仕事を続けていると、必
ず飽きてミスが出やすいからです。
 現在、20時20分。明日打ち合わせる資料は作成しました。ただし、自分でも完全に理解していない部分が
あるので、明日時間的な余裕があれば作成者(原作者)からレクチャーを受けようと思います。また、メー
ル機能が不全の状態です。これも明日業者の方が対応してくれるはずです。
 ちなみに、久しぶりに原爆が絡む映画を観ました。『億万長者』(監督:市川崑、青年俳優クラブ、1954
年)という邦画です。たぶん、来月の上旬にリリースする予定の「日日是労働セレクト147」で、この映
画に関する記事を公開する予定です。

                                                 
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